第85話
ま~いどっ、
家系ラーメンマンです🍜
多摩川を渡って都内に入る一歩手前、海岸には火力発電所や工業地帯や物流倉庫なんかがある独特の雰囲気の川崎。
工業地帯の風景は癒しになるとかなんとか、どっかの孤独な食べ歩きおじさんが言ってましたが、わかる気がする。
今回はそんな川崎駅の近くにある老舗家系ラーメン店「川崎家」榎町店に行ってきました。
川崎家 榎町店
京急川崎駅からは徒歩9分ほど、川崎競馬場にほど近い国道15号線沿いにある「川崎家榎町店」、本店は駅からさらに離れたところにあり、こちらのお店の方が使い勝手はいい。
川崎家の出身店は、家系御三家ともよばれた元吉村家直系店の「本牧家」。
吉村家
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本牧家
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川崎家
という流れで、現在吉村家をはじめとする直系の店舗は、醤油ダレがギンギンに効いたパンチとインパクト重視の味付けになっているが、本牧家、六角家の流れを汲む店舗は比較的だしとかえしのバランスを重視したクラシカルな家系ラーメンを食べさせてくれるお店が多い。
川崎家 榎町店の店内
店内の様子は昔ながらのラーメン店の雰囲気、L字型のカウンター席のみの作りで、カウンター内側には厨房があり、大きな寸胴鍋で、スープをぐつぐつと煮だして、同じく大きな寸胴鍋で麺を茹でている。
職人さんは男性が二人、テキパキとラーメンを作っていく姿は、見ていて気持ちがいい。
カウンターの天板はところどころ塗装が薄くなってきていて、お店の歴史を感じる。
卓上調味料は本店と同じく大きめのタッパーに入れられており、これくらいの量がないと詰め替えが追い付かないくらい繁盛しているであろうことがうかがわれる。
なぜかこの大きな薬味入れを見ると男の世界を感じてしまう、薬味をスプーンでもりっとすくってバサッとラーメンに入れてもりもり食べる感じ、実にたくましい。
品揃えは定番のコショウ、豆板醤、しょうが、にんにく、それに少し変化球で紅ショウガも置いてあります。
川崎家 榎町店のラーメン
本日の注文は、
チャーシューラーメン(並) 900円
ちなみにらーめん(並)は700円。
基本の豚骨醤油の他に、ピリピリラーメン、キムチラーメンやコーンラーメン、塩、和風塩ラーメンなんかもあります。
また川崎家伝統の茎わかめもトッピングとして用意されていますので、健康志向のかたはこちらもオススメ!
店内の少し雑多な感じのする雰囲気を楽しみながら待つことしばし。
やってきました、私のラーメン!
黒いどんぶりに盛られた鶏油たっぷりの豚骨醤油スープ、チャーシューは嬉しい厚めのスライスで中々食べ応えがありそうです。
具の構成は、よく絞られくたっとしたほうれん草、海苔、チャーシューに、薬味ネギが少々。
スープは茶濁した鶏油多めの熱々スープ。
このあぶら感が寒い日には大変ありがたい!
それではいただきます!
まずは麺から、こちらの麺は酒井製麺の杉印、特注の中太短めでもちもちした食感が特徴、うんうん、これこれ、これはいい!
スープは少し醤油が強めに効いていてインパクトあり、鶏油の香りと動物出汁もいい具合に主張してきます。
これは箸が止まらない。
チャーシューも濃いめの味付けで、ごはんが欲しくなるやつ、ここの味付けはライスありきだな。
あつあつ濃厚なラーメンを半分ほど楽しんだら、ここらで気分転換、紅ショウガでも入れて違いを楽しんでみましょう。
紅が入ってお色直し、豚骨醤油に紅ショウガ、これでいい、いやこれがいい!
濃厚一辺倒で少し疲れてきたところに、紅ショウガの刺激的な色味と風味で口の中が一発リセット、これはいくらでも食べられそうだ。
川崎家のラーメン、動画でもお楽しみください!!
本日もごちそうさまでした!!
最後までお読みいただき、
ありがとうございます!!
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店舗情報
川崎家 榎町店
■営業時間
11:00~22:00
■定休日
水曜日
■場所
神奈川県川崎市川崎区榎町6-2 ストーク宮川1F
京急本線「京急川崎駅」から徒歩9分ほど
JR「川崎駅」から徒歩12分ほど
国道15号(第一京浜)下り車線側
■駐車場
なし
■地図
※店休日、営業時間は変更になる場合がありますので事前に店舗にご確認願います。