第315話
ま~いどっ、
家系ラーメンマンです🍜
今回は、家系総本山吉村家出身店の中でも初期~中期に独立されたお店にお邪魔してきました。
一言に家系ラーメンと言っても、吉村家創業の1974年から47年、時代ごとに味の変遷があるようで、当時の味に近いお店は大変貴重だと思います。
目次(タップで各項目に移動できます。)
「沼津家」
沼津家(ぬまづや)、東京ディズニーシー開園と同じ2001年(平成13年)9月オープン。
同時期に吉村家から独立した店舗は、ぎょうてん屋(1998年)、杉田家(1999年/直系)、鳳家(2000年/閉店)、環2家(2000年/経営が変わるも直系)、ときわ家(2000年/閉店)、はじめ家(2001年/直系)、1010家(2001年/閉店)などがあるが、直系以外で現存するのは※ぎょうてん屋と沼津家くらいというのだから、その貴重さをお分かりいただけると思う。
※現在のぎょうてん屋は家系ラーメンもあるが、二郎インスパイア色が強い
家系図は、
吉村家
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沼津家
となる、なお、吉村家認定店舗ではないので、直系店とは呼ばれない。
沼津家の最寄り駅はJR東海道線「沼津駅」。
駅南口から徒歩10分ほどの県道380号線(旧国一通り)沿い、帝国データバンク沼津支店の隣にお店があります。
沼津に来たらおいしい地魚もいいけど、家系の歴史に触れるのもまたよし。
店舗外観はこんな感じ、帝国データバンクとトヨペットに挟まれた赤い看板が目印。
看板は張り替えられたばかりなのか、はりと艶のある真新しい物でした。
駐車場は店舗の裏手に6台分専用駐車場があります。
駐車場入り口は店舗に向かって右側、店舗左のスペースには停められないのでご注意を。
営業時間は11:00~22:00、定休日は日曜です。
「沼津家」の店内
アルミサッシの引き戸を開けて店内に入ると、左手で券売機がお出迎え。
プラ券が出てくるこの券売機、吉村家や直系店でもおなじみの券売機です。
すごくシンプルなメニュー構成、メインはもちろん豚骨醤油のいわゆる家系ラーメンだが、黒塩、和風といった一味加えられたものもある。
真新しい看板とはうって変わって、かなり老舗感の漂う店内、地方の街道沿いにこういう雰囲気のお店ありますよね。
色褪せたカウンター卓上はかなりすっきりしていて、
平成の時代からここにあったんじゃないかと思しきS&Bブラックペッパーに酢。
豆板醤とにんにく。
食券をカウンター高台に乗せて、味の好みを伝え、静かに待つ。
「沼津家」のラーメン
本日の注文は、
チャーシューメン 900円
ライス 160円
麺の硬さ、味の濃さ、油の量はすべて普通でお願いしました。
ちなみにラーメンは700円。
寡黙な店主と1対1、BGMはなし、柄にもなく少し緊張しながら待つことしばし・・・
来た来た、チャーシューメン!!
厚みのあるチャーシューが何ともうまそうな一杯、なかなかいいボリューム感だ。
鶏油(チーユ)たっぷり、食欲そそるいい香りの豚骨醤油。
具は、チャーシュー5枚、のり3枚、ほうれん草に薬味ねぎがごく少々。
しっかり熱めの豚骨醤油スープ、豚骨メインの動物系だしはさっぱりめで、酸味を感じる醤油だれが何ともすっきりした味わい。
では、いただきます!!
まずは麺、こちらの麺は、段ボールで配送されていて銘柄の確認が出来なかったが、酒井製麺で間違いなさそうなもちもち中太麺、ゆで加減は丁度よく、好みの硬さ。
スープは、どこからかワイルドな旨味を感じる独特の味わい、油分が多く動物系の旨味がしっかりしているのに比較的さっぱりといただける。
醤油だれの塩気は、今の吉村家や直系と比べるとかなり大人しく、代わりに少し酸味を感じる。
なかなか似た味の店が思い浮かばないが、閉店した横須賀の麺家志どう(吉村家系)と似ている。
チャーシューは、火加減ばっちり、噛むと旨味あふれるぷりぷりジューシーな窯焼き。
家ラ「これ窯焼きですね?」
店主「吉村家は窯焼きだから」
うん、うん、わかりますよ、わかりますとも。
厚みのあるしっかりのりにスープ(油)を染ませてご飯を巻く。
うまい、ただその一言。
弾力のある肉は最高のおかずだ。
ちょっと遠いけど、また食べたい。
ごちそうさまでした。
「沼津家」の動画
沼津家のチャーシューメンを動画でもお楽しみください!!
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本日も美味しい家系ラーメン、ごちそうさまでした!!
最後までお読みいただき、ありがとうございます!!
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店舗情報
沼津家
■営業時間
11:00~22:00
■定休日
日曜日
■場所
静岡県沼津市平町25-8
JR「沼津駅」南口から徒歩10分ほど
県道380号線沿い
■駐車場
あり(店舗裏手6台分)
■地図
※店休日、営業時間は変更になる場合がありますので事前に店舗にご確認願います。