家系ラーメンマン

~家系一筋4000年~ 有名店から、地域密着店まで、実際に食べてご紹介していきます。地域別カテゴリーはページ下部(PCはサイド)にあります。

いまにも丼からあふれそうな豚骨醤油スープ「ラーメン壱六家」磯子本店@磯子区

第97話

 

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ま~いどっ、
家系ラーメンマンです🍜

 

先日伺った川崎の新店「豚骨ラーメン道」で壱系の完成形ともいえる一杯をいただいたら、無性に食べたくなった「壱六家(いちろくや)」磯子本店、こちらは壱系の総本山

※壱六家から派生した家系ラーメンの店舗群。

壱六家の創業者は家系ラーメンの総本山である吉村家での修行経験はないと言われており、独自のレシピで家系ラーメンを提供している。

通常家系では豚骨、鶏ガラでスープをとるが、こちらは豚骨100%のスープに醤油だれ、うずら玉子が乗っているのが特徴。 

iekei-ramenman.hatenablog.com

 

「壱六家」磯子本店

 

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横浜市磯子区の国道16号線沿いに1992年に誕生した「壱六家」、現在はこちらの本店のほかに横浜アソビル店、上大岡店、大和店、大船店がある。

 

店名の由来は、国道16号沿いに店舗があることから、壱(いち)、六、家。

この手の店名は「壱七家」「壱八家」「弐七家」「七七家」などがあり、今後も増え続けていくものと思われる。

そのうち洒落で「弐九家(にくや)」「八零家(やおや)」「八七家(はなや)」「七弐家(なにや?)」などといった店名も出てくるかもしれない。

 

壱六家は家系ラーメンの本流ではなく、独自に派生した店舗として知られている、何でも創業者が吉村家の味そのままでは面白くないので、豚骨100%でクリーミーなスープの家系ラーメンを提供していた。

ただ現在は、比較的醤油だれが効いたキレのある味付けにシフトしてきている。

 

店舗は流石に年季が入っているが、幌の部分は最近かけかえられたようだ、シャキッとした張りのある真っ赤な幌に身が引き締まり、思わず手を合わせて拝んでしまいそうだ。

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壱六家磯子本店 外観

 

壱六家 磯子本店の店内

 

店内に入るとまず目に入るのは、カウンターの内側の厨房でもくもくと湯気を上げる寸胴鍋、そしてきびきびとラーメンを作る店員さんの姿。

これは期待が出来そうだ。

 

券売機は入り口の右手、64ものボタンが並ぶが、メインは醤油とんこつと塩とんこつ。

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壱六家磯子本店 券売機

 

入り口上部の真新しい幌とはうって変わって、擦り切れたカウンターの天板、かなりの年季を感じる使い込まれた感じが居心地がいい。

 

卓上の調味料は、こしょう、刻み玉ねぎ、シビレ、豆板醤、刻みショウガ、にんにく、一味にんにく、ライスだれなんかもあります。

刻み玉ねぎも嬉しいが、寒い季節には一味にんにくが体を温めてくれるので重宝する。

ところでシビレってなんだろう?花椒(ホアジャオ)かな?

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壱六家磯子本店 卓上

 

 

壱六家 磯子本店のラーメン

 

本日の注文は、

チャーシューメン 900円

うずら玉子(5個) 50円

小ライス     100円

ちなみにラーメン並は700円。

メニューは、メインとなる醤油とんこつの他に、塩、味噌、つけ麺、油そばなどがあり、サイドメニューはネギ丼が人気の様だ。

 

シビレについて店員さんに聞くか聞くまいか悩みながら待つことしばし・・・

 

 

来た来た!

青磁の丼から最早あふれているチャーシューメン!

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壱六家磯子本店 チャーシューメン+小ライス

 

チャーシューにうずらにとんこつスープ、これが現代人のたんぱく源だ。

具は、くたくたほうれん草、チャーシュー、うずら玉子、薬味ねぎが少々。

熱々スープで丼を持ち上げるのも一苦労、これは嬉しい。

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壱六家磯子本店 チャーシューメン

 

スープ表面には鶏油(チーユ)が玉となって浮かぶ。

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スープアップ!!

 

たまりませんなぁ!

それではいただきます。

まずは麺から、壱六家と言えば長多屋製麺。

中太ストレート麺はかなり柔らかめの茹で加減、湯気と共にすすると豚骨の旨味もついてくる。

これこれ、これが壱六家の味です。

醤油だれがほどほどに効いていて、豚骨のマイルドな口当たり、鶏油由来のかすかな鶏風味、確かにこのバランスは吉村家とは違った味わいだなぁ。

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壱六家磯子本店 麺

 

そして壱六家といえばうずら玉子。

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壱六家磯子本店 うずら玉子

 

チャーシューはほどほどの味付け。

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壱六家磯子本店 チャーシュー

 

血液さらさら効果があると言われる刻み玉ねぎ、家系ラーメンが主食の方には必須の食材である。

刻むとその効果が最大限に発揮されるというからこれを頂かない手はない。

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壱六家磯子本店 刻み玉ねぎ

 

にんにくと唐辛子を混ぜ込んだ一味にんにく、ぴりっとした辛味とにんにくの風味がスープによく合う。

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壱六家磯子本店 一味にんにく

 

今日は玉ねぎを多めに入れて、最後は一味にんにくで締めるとしよう。

熱々のスープと唐辛子の効果で体がぽっかぽか。

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壱六家磯子本店 刻み玉ねぎを投入

 

ライスには卓上備え付けのライスダレ、甘めの焼肉たれのような味のこのたれと、

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壱六家磯子本店 ライスダレ

 

スープの染みた海苔、チャーシュー、うずらをのっけて。

「壱六丼」

天国への切符を手に入れた気分になる。 

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ライスに色々乗っける

 

スープあふれる壱六家のラーメン、動画でもご覧ください!!

 

 

 

本日もごちそうさまでした!!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!!
ご意見、ご感想などお気軽にコメントして行って下さい!!

 

店舗情報

壱六家 磯子本店

■営業時間

11:00~26:00

■定休日

月曜日、第一日曜日

■場所

神奈川県横浜市磯子区森2-2-7

JR「磯子駅西口」から徒歩6分ほど

国道16号線沿い

■駐車場

なし

■地図

※店休日、営業時間は変更になる場合がありますので事前に店舗にご確認願います。